【高校野球】京都国際が初の秋の近畿王者 1年生左腕・末永桜雅「真っすぐ中心に」5回1失点

京都国際対明石商 優勝して喜ぶ京都国際の選手たち(撮影・滝沢美穂子)

<高校野球秋季近畿大会:京都国際4-2明石商>◇3日◇決勝◇わかさスタジアム京都

京都国際(京都1位)が、明石商(兵庫2位)を下し初の秋の近畿王者に輝いた。

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1年生左腕が京都国際に初の秋近畿優勝をもたらした。末永桜雅投手が明石商との決勝戦に先発し、5回1安打1失点。歓喜の輪に加わった新星は「とてもよかった」と納得の内容に笑顔をみせた。

「自分の中で一番手応えがあった真っすぐを中心に、どんどん配球を組み立てて抑えられた」

初回こそ先頭に死球を与え2死二塁から適時打を浴びるも「1点はOK、仕方ない」とうまく切り替え。2回以降は、この日最速145キロの直球も、状況によって意図的に球速に差をつけ、アウトを重ねた。

前チームは春夏と甲子園出場を逃し、今大会にかける思いも強かった。夏は6月に左手小指を負傷し、7月に復帰も府大会には間に合わず。「夏は先輩たちの力にもなれずに終わって、秋(ベンチ)入れたことで先輩たちに還元できるように」。引退後も、打撃投手役や指導で練習に付き合ってくれた3年生に恩返し。決勝の大舞台でも「気持ちを絶対にぶらさない。どんなにピンチな状況でも深呼吸」という教えを心に刻み、4回1死一、二塁のピンチも大きく息を吸って切り抜けた。

決勝での先発起用に「自分も将来任される立場っていうのをしっかり踏まえて、大事な場面を任されてるんだな」と早くも自覚が芽生える次期エース。自身初の全国舞台となる明治神宮大会でも「思い切って腕を振って全力で楽しみたい」。一冬超えてさらに成長した春の姿が待ち遠しいばかりだ。【佐藤妙月】