日米通算4367安打のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が7日、大分舞鶴で指導を訪問して野球指導した。内外野に分かれたノックの際には外野手に混ざって行い、時折、捕球を実演した。部員たちに「本当は何本か決めて、1日数本、クオリティーの高い球を投げてほしい」「ボールを早くリリースすることは、絶対にしないでください」と助言を送った。
次にバットを手にしたイチロー氏は、部員全員に語りかけた。「(指導を依頼する)手紙であったけど、ここ一番、この一本で苦労していると。こっち(胸を指しながら)の話だよね。技術と言うよりも。そんな感じがした。時間の制限がある中で、なんとなくやっていたら絶対にうまくならないから。数をこなす前にしっかり形をつくることが大事」と伝えた。重りを付けたバットで少しずつ体を動かしながら準備体操をした後、真横や斜め前からのトスバッティングを力いっぱい実演。その際にも具体的かつ詳細にアドバイスを忘れない。
「重要なのは股関節が入っていくイメージ。体の前で振る。右の肩から左の肩へ」「ピッチャーに顔を向けない練習。インパクトのところで顔、目の位置を残しておくこと」などを珠玉の言葉の数々を送り、選手たちは真剣なまなざしで耳を傾けた。