日米通算4367安打のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が7日、大分舞鶴で指導を訪問して野球指導した。
フリー打撃では豪快なバッテイングが見られると思いきや、いきなりバントを6度行った。「僕はバントは左手でつかんでいた。(バットは)構えた時に下がっちゃうから、立てておいた方がいい」と指摘。強い風が吹く中、102メートル先にある高さ15メートルの防球ネットの向こうにある体育館の屋根(約120メートル)を目指して打ち続けた。11スイング目で最初のホームラン性の当たりが飛び出すと、21スイング目で見事にネットを越え、体育館の屋根へ届く特大打球を放った。その後はしばらく特大打球はなく、疲労の色が見え始める場面もあった。
78スイング目で部員から「頑張れーーーー」と声があがると、イチロー氏は「頑張ります! そういうの大事! 苦しい時に励まし合ってね」「よし、いこうっ!!!!!」と自らを鼓舞した。息を切らしながら103スイング目で特大のネット上段へ届く打球で一区切り。「バットを振るって、バットを振らないと身につかない力だから。ウェートをやればやるほど邪魔になったりすることもある」と語りかけ、「すいません、最後いいところ見せられなくって」と苦笑いで練習を締めくくった。