和歌山県教育委員会は25日、野球部の男子部員の顔をたたく体罰を加えたとして、県立新宮高校の野球部前監督の男性教諭(37)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした、と発表した。

 県教委によると男性教諭は、ことし1月12日午後3時半ごろ、部員13人を集めてミーティング中、下を向いて笑っていた当時2年生の部員を平手で3回たたき、その後この部員が謝りに来た際も本で1回、平手で2回たたいた。

 男性教諭は体罰発覚後の1月18日から謹慎処分になり、4月1日付で後任の監督と交代。「日ごろから気を緩めないよう厳しく指導する中でやってしまった」と反省しているという。

 この教諭は、前任校で野球部監督を務めていた2005年と06年にも部員に体罰を加えていたとして、06年9月、戒告処分を受けていた。(共同)