甲子園大会に春夏通算25回出場し、来春センバツ出場が有力視される今治西(愛媛)で、1日の試合中に監督が部員に暴行していたことが5日、同校への取材で分かった。

 高松市で行われた秋季四国大会準決勝の明徳義塾(高知)戦で、監督がベンチ入りしていた2年生の部員を3回平手打ちした。試合後に愛媛県高野連から事情聴取を受け、監督が事実と認めた。部員にけがはなかった。チームはこの試合に勝ち、2日の決勝で敗れた。同校は聞き取り調査などで報告書を作成し、県高野連に提出する。松岡武彦教頭は「高野連から指導があった場合は真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めたい」と話した。