「二刀流」エンゼルス大谷翔平投手(23)が29日(日本時間30日)の開幕を目指しオープン戦で調整中。開幕までの足跡を追う。
3・26 打者11試合目
<オープン戦:ドジャース-エンゼルス>◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム
「8番DH」で出場し、4回の第2打席、ドジャース左腕ヒルの88マイル(約142キロ)直球を左前に運んだ。20日(日本時間21日)のダイヤモンドバックス戦で放った中前打に続き、渡米後初めての2試合連続安打となった。
- ドジャース対エンゼルス 4回表エンゼルス無死、ドジャース・ヒルから左前打を放つエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・20 打者10試合目
<オープン戦:エンゼルス6-5ダイヤモンドバックス>◇20日(日本時間21日)◇アリゾナ州テンピ
6回1死の第3打席、マイナー左腕から中前へオープン戦16打席ぶりの安打を放った。左投手から対外試合で安打を放つのは渡米後初。4打数1安打で、打率を1割7厘とした。
- エンゼルス対ダイヤモンドバックス 6回裏エンゼルス2死、中前安打を放つエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・18 打者9試合目
<オープン戦:レンジャーズ-エンゼルス>◇18日(日本時間19日)◇アリゾナ州サプライズ
「7番DH」で出場したが4打数無安打2三振。4打席はすべて左腕との対戦だったが、左投手からはまだ1本の安打も出ていない。オープン戦は3月11日レンジャーズ戦の第1打席に放った右前打を最後に12打席連続無安打となり、通算24打数2安打、打率は1割を切り、8分3厘となった。
- レンジャーズ対エンゼルス 8回表エンゼルス無死、空振りの三振に倒れるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・16 投手4試合目
<オープン戦:エンゼルス-ロッキーズ>◇16日(日本時間17日)◇アリゾナ州テンピ
強力ロッキーズ打線につかまった。2回を持たず7失点で降板。初回は、渡米後最速となる98マイル(約158キロ)をマークするなど、無失点で立ち上がったが、2回は先頭のデズモンドに左翼席へ本塁打を浴びると、死球を挟んで6連打を浴びた。昨季、打率3割9厘、37本塁打、130打点の主砲アレナドにも3ランを許すなど大乱調。4~5回、75球ほどが目安の登板だったが、1回 1/3 、7安打7失点でマウンドを降りた。
- エンゼルス対ロッキーズ 2回表ロッキーズ無死一、二塁、ロッキーズ・アレナド(左)に3点本塁打を打たれるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
- エンゼルス対ロッキーズ 2回表ロッキーズ1死、ソーシア監督(右から2人目)にボールを渡し7安打7失点で降板するエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・14 打者8試合目
<オープン戦:インディアンス7-0エンゼルス>◇14日(日本時間15日)◇アリゾナ州グッドイヤー
「7番DH」で先発出場。サイ・ヤング賞2度獲得のメジャーを代表する右腕・インディアンスのクルーバーと対戦。3回の第1打席はつま先をかすめる死球で出塁したが、続く5回の第2打席は、内角のカット系のボールにバットを折られながら力のない二飛に倒れた。相手がトーレスに代わった8回の第3打席も、内角直球系のボールに空振り三振。2打数無安打で、オープン戦通算打率は1割に下がった。
- インディアンス対エンゼルス 3回表無死、インディアンス・クルーバーから死球を受けるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
- インディアンス対エンゼルス 5回表エンゼルス2死、インディアンスのクルーバー(左)にバットを折られ二飛に倒れるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・12 打者7試合目
<オープン戦:エンゼルス4-3レッズ>◇12日(日本時間13日)◇アリゾナ州テンピ
今キャンプ初のフル出場を果たしたが、4打数無安打に終わった。
- エンゼルス対レッズ 4回裏エンゼルス無死、折れたバットがスタンドに入り驚いた表情を見せるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
- エンゼルス対レッズ 4回裏エンゼルス無死、折れたバットをスタンドに飛ばし遊ゴロに倒れるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・11 打者6試合目
<オープン戦:エンゼルス4-3レンジャーズ>◇11日(日本時間12日)◇アリゾナ州テンピ
12打席ぶりの安打を放った。「8番DH」で、4日ぶりの打者出場。3打数1安打だった。内容は右前打、空振り三振、一ゴロ。
- チームメートと笑顔で話すエンゼルス大谷(撮影・本間翼)
3・9 投手3試合目
<練習試合:エンゼルス-メキシコ・ティフアナ>◇9日(日本時間10日)◇アリゾナ州テンピ
3回6安打6失点と打ち込まれた。1回8球で2死を奪う順調な立ち上がりだったが、続く3番マーティン(左打者)に初球95マイル(約153キロ)の直球を右翼へ運ばれる先制弾を被弾。2、3回にも下位打線に連打を浴びるなど失点を重ねた。フォークボールが決まらず、直球やカーブも抜け球が多く2死球を与えるなど乱調。
- エンゼルス大谷
3・7 打者5試合目
<オープン戦:エンゼルス-ドジャース>◇7日(日本時間8日)◇アリゾナ州テンピ
3試合連続で打者出場も2打数無安打。ドジャース・カーショーとの注目対決は、1打席のみ。3回無死の場面で落差の大きいカーブに見逃し三振に倒れた。西武に所属していたシュリッターとの対戦となった第2打席は、遊ゴロ併殺打。これで11打席連続無安打となった。
- 3回、見逃し三振に倒れたエンゼルス大谷。投手カーショー(共同)
3・6 打者4試合目
<オープン戦:ダイヤモンドバックス5-4エンゼルス>◇6日(日本時間7日)◇アリゾナ州スコッツデール
初のクリーンアップとなる「5番DH」でスタメン出場も2打数無安打。昨季8勝のダイヤモンドバックス・ゴッドリーを相手に、2回の第1打席、4回の第2打席はともにカーブを空振り三振。6回は四球を選んで出塁したが、打者出場3試合連続で無安打となった。
- ダイヤモンドバックス戦の4回、空振り三振に倒れるエンゼルス大谷(共同)
3・5 打者3試合目
<オープン戦:レッズ5-7エンゼルス>◇5日(日本時間6日)◇アリゾナ州グッドイヤー
6日ぶりの打者出場。「2番DH」で先発し、3打数無安打に終わった。1回の第1打席は、左中間を襲う長打コースだったが、相手の中堅手ハミルトンのダイビングキャッチに阻まれた。1死二塁で迎えた3回は三ゴロ、4回2死二塁の3打席目は遊ゴロに倒れた。
- レッズ対エンゼルス 1回表エンゼルス1死、相手の外野手の好捕で中飛に倒れるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
3・2 投手2試合目
<オープン戦:エンゼルス-ブルワーズ>◇2日(日本時間3日)◇アリゾナ州メリーベール
ブルワーズのマイナー選手中心の練習試合に2度目の実戦マウンドに上がり奪三振ショーを演じた。2回2/3、52球を投げ、4安打2失点、5者連続三振をマークするなどアウト8つは全て三振という投球内容だった。
- ブルワーズとの練習試合に先発し、2回2/3を投げ4安打2失点8奪三振のエンゼルス大谷は、試合後の会見で笑顔を見せる(撮影・菅敏)
2・27 打者2試合目
<オープン戦:ロッキーズ2-5エンゼルス>◇27日(日本時間28日)◇アリゾナ州スコッツデール
2試合連続「2番DH」で出場し3打数無安打。1回の第1打席は、1度もバットを振ることなく、見逃し三振。3回2死無走者の第2打席は右飛、6回の無死一塁の第3打席は遊ゴロに倒れた。
- ロッキーズ対エンゼルス 6回表エンゼルス無死一塁、大谷は遊ゴロに倒れる(撮影・松本俊)
2・26 打者デビュー
<オープン戦:パドレス10-4エンゼルス>◇26日(日本時間27日)◇アリゾナ州ピオリア
メジャーで打者デビュー。「2番DH」で先発出場し1打数1安打1打点2四球。1打席目と2打席目はともに四球。5回の3打席目は、1死二塁のチャンスで、初球の真ん中ストレートをとらえ、中前適時打を放った。
- パドレス対エンゼルス 5回表エンゼルス1死二塁、大谷は第3打席でメジャー初安打となる中前適時打を放つ(撮影・松本俊)
2・24 投手デビュー
<オープン戦:エンゼルス6-5ブルワーズ>◇2月24日(日本時間25日)◇アリゾナ州テンピ
本塁打を浴びるなど1回1/3、31球を投げ2安打2失点(自責1)、1四球2三振。最速は156キロだった。
- ブルワーズとのオープン戦に初登板し、力投するエンゼルス大谷(撮影・菅敏)
- 2回表ブルワーズ無死、大谷(左)はブロクストンに左越えソロ本塁打を浴び、険しい表情(撮影・松本俊)