右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)で故障者リスト入り後に右肘の炎症などが判明し、復帰が遅れているカブスのダルビッシュは塁間より長い距離でのキャッチボールで力強い球を投げ込んだ。「かなり良かった」と手応えを口にした。

 バッテリー間の距離での立ち投げでは変化球や伸びのある球を17球投げた。練習後はファンの声援に応えて即席のサイン会を開き、表情も明るかった。エプスタイン編成本部長は「本人の感触が良ければ、マウンドから投げることが次のステップになるだろう」と投球練習再開が近い見通しを示した。