ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ吉川峻平投手(23=元パナソニック)が24日(日本時間25日)、アリゾナ州スコッツデールのキャンプ施設で入団会見を行った。

背番号「12」のユニホームに袖を通した吉川は、日本のプロ野球を経ず、直接、米国へ挑戦した動機などを率直に語った。

「純粋にもっともっと高いレベルで野球をやりたいという思いで、若いうちに挑戦できるタイミングがあるなら最高峰の舞台に挑戦したいという思いがあっての決断となりました」。

ダイヤモンドバックスとの交渉過程で、社会人野球を統括する日本野球連盟の規定に抵触し、今月には同連盟から登録資格剥奪の処分を受けた。さらに、「田沢ルール」が適用されるため、将来的には、帰国しても2年間は日本のプロ野球でプレーできない。

それでも「失敗したら日本でやろうというような、甘い決断はしていない。こっちに挑戦したからには、こっちで終わるというぐらいの気持ちは持っているつもりです」と、あらためて強い覚悟を口にした。

会見前には、この日から始まった若手対象の教育リーグの練習に参加。キャッチボール、フィールディング、ランニングなどのメニューを消化した。10月中旬までには実戦マウンドにも上がる見込みだ。