エンゼルス大谷翔平投手(24)が、来週10月の第1週目に、右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を行うことが決まった。25日(日本時間26日)、球団が発表した。これを受け、レンジャーズ戦の試合前にマイク・ソーシア監督(59)が報道対応を行った。一問一答は以下の通り。
-来年について
メディカルスタッフからの情報がないと何も言えないが、投げる前には打者として戻ってくることになる。もっと情報が入ってからいろいろ分かると思う。
-手術を受けて、どれくらいのリハビリが必要だと思うか
いくつか判断基準があると思うが、手術をやってみないと分からない。
-来年の開幕には間に合うのか
いろいろ考慮すべき要因がある。執刀医の薦めだったり、フィジカルセラピーなど、いろいろなことがあると思うので、今の時点では判断するのが難しい。
-最終的な決断はいつだったか
翔平はこの2週間ほど、いろいろと医師と相談をしていたが、いつ決断したかということについては、はっきり分からない。手術をすると決めたのはおそらく、その相談の間のことで、ここ最近のことだと思う。
-ソーシア監督は大谷からいつ聞いたか
ここ2、3日で翔平が手術をする方向に傾いているというのは分かった。メディカルスタッフと相談して決めていたし、その相談の中には僕はいなかったが、ここ数日の話。
-リハビリは日本でやるのか
シーズンを終えてから少しの間、こちら(米国)に滞在すると聞いているが、リハビリをどうするかはまだ聞いていない。
-二刀流としてのリハビリは今後どうなるのか
いろんなことを考慮していかないといけない。投手として投げられる、打者としてスイングできる、そういう基準をしっかり越えていかないといけない。メディカルスタッフがどういう課程でやっていくか、検討していく。ただ、もちろん、投げるよりも、まず打つ方で先に帰ってくる。それ以降は分からないが、しっかり判断していく。
-今季、打者として習得できたことは
いろんなことを学べたと思う。彼は二刀流の選手であって、(投げられなくても)打者として制限なしに打つこともできた。前進し続けることができたし、チームに貢献してくれた。いろいろな経験をすることができた。相手の投手と2回、3回と対戦することで、経験が積めたと思う。
-メンタル面でも打者としてしっかり切り替えていけたことについて
それについてはここ1年、ずっと話してきたこと。ヘルメットをかぶった時は打者、帽子をかぶった時は投手に専念できる、素晴らしい選手。手術をするということで、2019年は投げられない。今は投手として投げられないが、打者に集中している。これはすごいこと。
-状況を理解し、打者に集中しているということについて
彼は投手として打者としてレベルアップしていこうと思っている。今は投げられないことで、彼自身の中で、ぽっかり穴が開いていることもあると思うが、それがあっても、しっかり打者に集中できている。