大リーグ公式サイトは24日付で「今季メジャーで最も打てない球」を大特集し、ドジャース前田健太投手(30)のチェンジアップが同球種の両リーグでベストと評価された。

特集はフォーシーム、ツーシーム(シンカー)スライダー(またはカットボール)カーブ、チェンジアップの5球種に分け、それぞれの球を「xwOBA」指標で評価。この指標は対戦打者の打球速度と角度から割り出し、コンタクトの質と量によって球がバットでどれだけ捉えられているかを示すもの。数字が小さいほど球が打ち難く、質が高いことになる。

前田は今季、握りを変えたチェンジアップが大きな武器となり、一時は先発ローテで最も安定した働きをした。チェンジアップのメジャー平均xwOBA2割8分3厘と比べると、前田の1割6分4厘がいかに優れているか分かる。