大リーグ公式サイトが7日、全30球団のキャンプ前の課題をまとめた特集を掲載した。

エンゼルスについては、10月に右肘靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受けた大谷翔平投手(24)の起用法の確立を挙げている。

記事では、大谷は1月下旬に右肘手術の執刀医から再び診断を受ける予定で、そのときに今後のメニューがはっきりするだろうと指摘。健康状態に問題がなければ今季はDHとして多く出場する見込みだが「投手としての肘のリハビリもあるため、出場機会を管理する必要がある」としている。

この他、菊池雄星投手(27)が入団したマリナーズは、トレードで放出した守護神ディアスの代わりに誰を抑えにするか、田中将大投手(30)が所属するヤンキースは、先発投手陣のうち、このオフに心臓付近の血管形成手術を受けた左腕サバシアの健康状態が不安なことから、トレードで放出予定だった右腕グレイをチームにとどめるかどうかを挙げている。

ナ・リーグでは、ダルビッシュ有投手(32)が所属するカブスは、先発投手陣よりむしろリリーフ陣が課題。前田健太投手(30)が所属するドジャースは誰が正捕手になるのか、平野佳寿投手(34)が所属するダイヤモンドバックスは、一、二塁と中堅の補強が課題としている。