マリナーズ菊池雄星投手(27)が、少年に戻った。16日(日本時間17日)、イチロー外野手(45)も参加した野手組と合同でキャンプがスタート。打撃ケージ横にいたイチローの背後を歩いて通り過ぎる場面があった。同じ野球のグラウンドで練習しているということについて「今日、本当に思ったのは、野球選手なんですけど、まだまだ野球少年だなと思いましたね」。無邪気に振り返った。

イチローがメジャー入りした01年、菊池はまだ10歳。今では同じユニホームを着る。いざ目の前にすると「うわーイチローさんだ、うわー、いい体してるなぁ、久しぶりに、そういう感覚になりました」と目を輝かせた。自身の調整は順調で、キャンプで2度目のブルペン入り。19日(同20日)に打者を相手に投球練習を行う予定があり、イチローと対戦する可能性も。「自分の持っているものを、憧れの選手に見ていただけるなら、もちろんうれしい」と心を躍らせた。(ピオリア=斎藤庸裕)