ヤンキース田中将大投手(30)は19日(日本時間20日)、先発予定の20日(同21日)本拠地ロイヤルズ戦に向け、ヤンキースタジアムで調整した。開幕戦で今季初勝利をあげてから3試合白星から遠ざかる。「自分のいいボールを投げることだけです」と力を込めた。

前回14日ホワイトソックス戦は5回途中を7安打3四球5失点で今季初黒星。スプリットが本来のキレを欠き、ロスチャイルド投手コーチによればツーシームに近い変化になってしまっていた。

登板間にはブルペン投球を撮影した映像であらためてスプリットを解析。「自分の感覚と映像のズレっていうものは良くも悪くもあったりする。今回も少し思う部分、気付く部分はあった。そこを少し修正を加えながら昨日、今日と調整しました」と説明した。(ニューヨーク=佐井陽介)