エンゼルス大谷翔平投手(24)が19日(日本時間20日)、右肘手術後では初めて野手に加わってフリー打撃を行い、33スイングで2連発2度を含む、9本の柵越えを放った。本拠地エンゼルスタジアムで行われるマリナーズ戦の試合前練習で、チームの野手陣とともに練習に参加。センター方向中心の打撃で、術前と変わらないパワーを見せた。

フリー打撃を振り返り、「自分のスイングができていないということはないので、徐々にいい方向にいっているのかなと思います」と話した。来週にも実戦形式の打撃練習(ライブBP)を行い、復帰へと段階を上げていく予定。「次の段階に向けてしっかりと準備をしたいと思っている。生きた球を見た時にしっかり反応していける準備をしたい」と引き締めた。

前日にはマリナーズ菊池とメジャーのフィール上で初対面。「去年も会っていなくて、オフも長い間会えていなかったんですけど、あいさつ出来て良かったと思います」と笑顔。早ければ5月30日から始まるマリナーズ戦で直接対決が実現する可能性もある。メジャーでの対戦について「そこは楽しみですね。早く実戦形式でやりたい」と胸をおどらせた。