マリナーズ菊池雄星投手(27)が早くも次戦に目を向けた。メジャー初勝利から一夜明けた21日(日本時間22日)、キャッチボールなどで調整。

前日のエンゼルス戦は今季最多の97球で白星を手にした。登板日はアドレナリンが残り、興奮状態で眠れない投手もいるが「8時間くらい寝ました」とケロリと話した。 西武時代の同僚や地元の仲間などから多くの祝福の連絡をもらった。「周りの方々が喜んでくれるのが何よりうれしい」と笑顔を見せつつ、「(試合後に)宿舎に着いた時点で、次の試合の準備は始まっている。あまり喜びに浸っている時間もない」と引き締めた。 ここまで中4日での先発が3戦続いたが、次戦は中5日で26日(同27日)の本拠地レンジャーズ戦の予定。ディポトGMは1月の入団会見で故障予防の観点から登板、イニング数を制限するプランを示しており、次回はショートイニングとなる可能性もある。 菊池はこの日のエンゼルス戦後、パドレス戦が行われるサンディエゴに移動。22日(同23日)は試合がなく休日で「ゆっくり1人で観光でもしたい。良いところがあったら教えてください」と声を弾ませた。リフレッシュも図りながら、心身共に準備を整えていく。(アナハイム=斎藤庸裕)