インディアンスの指名打者フランシスコ・リンドアが6回に右翼に放ったファウルボールが、3歳の男児に当たり、病院へ搬送されるという事故が起きた。

この日16号本塁打を放ち、チームの勝利に貢献したリンドアだが、そのことよりも男児のことが気になる様子で「彼は病院へ運ばれて診察を受け、容態は安定していて大丈夫だと聞いた。そのニュースには喜んだけど、嫌な気分だよ。こんなことは誰にも起きてほしくない。特に小さな子どもには」と話した。

プログレッシブフィールドでは、各ベンチのところまで防護ネットが設置されているが、リンドアのファウルボールはそのネットの数セクションを越え、スタンドの12-15列目あたりに飛び込んだ。

メジャーでは、5月のアストロズ-カブス戦でファウルボールが直撃した2歳の女児が頭蓋骨を骨折する事故が起きている。リンドアは「どのMLB球団も、端から端まで防護ネットを設置するようにしてほしい。ネットをもっと先まで張ることができれば、状況は大幅に良くなると思う」と語っていた。