カブスのダルビッシュ有投手(33)がジャイアンツ戦に先発し、6回途中まで7安打7失点(自責6)無四球8奪三振、自己ワーストの4本塁打を浴びてKOされた。
勝敗は付かなかった。
1回、先頭に安打を許し、1死後、3番ロンゴリアに左翼へ先制2ランを喫した。4番ディッカーソンには二塁打を浴びたが、後続を打ち取り、追加点は許さなかった。
その裏、カブスは2番カステラノスの2ランで、すかさず同点に追い付いた。
2回は10球で3者凡退に仕留めた。
その裏、カブスは1死一、二塁からダルビッシュの左前適時打で勝ち越し。さらにカステラノスの適時打で4-2とリードした。
3回は、1番からの好打順を3者連続空振り三振に仕留めた。
その裏、カブスはシュワバーの2ランで、6-2とリードを広げた。
4回は、わずか9球で3者凡退。
5回は、2死二塁から1番ヤストレムスキーに左翼へ2ランを喫し、6-4となった。
その裏、カブスは1点を追加。7-4とした。
ところが6回1死から自らの失策後、5番ボートに2ラン、さらに続くピラーにソロ本塁打を浴び、同点に追い付かれて交代した。
この4発で今季通算30被本塁打となり、2017年の27被本塁打を上回った。
球数は89球。
防御率は4・43。
試合後のダルビッシュは「真っすぐが自分の中では状態が良くなかったので、変化球がいつもよりも多めになったような気はします」と、痛打された要因を分析した。
この日の8奪三振で、日米通算2500奪三振(現在、日本1250、米国1246)まで、あと4と迫った。
また、過去5試合(32回)連続無四球で、なおかつ8奪三振以上は、1908年以降、史上初となった。
快記録については「そんなこともあるんですね。(開幕後)最初の2カ月くらいはみんな四球を出していたのに…。自分でも不思議に感じてます。あとは本塁打(対策)ですね」と話した。
試合は、乱打戦の末、カブスが競り勝ち、4連勝を飾った。