カブスのダルビッシュ有投手(33)が、1試合で8者連続三振の球団新記録をマークしたが、7回6安打4失点で7敗目を喫した。四球1、奪三振13、球数は102球。防御率は4・02となった。

1回、先頭バンメーターに中前打を浴びると、2番ボットに初球のカットボールを右翼線へ運ばれた。適時二塁打で先制点を奪われ、8月27日のメッツ戦以来、16イニングぶりに失点。4番アキーノには1死二塁から左翼席へ完璧な1発を献上した。

初回で3失点を喫したが、1回のアウトは全て空振り三振。2回以降も奪三振ショーを披露し、2回1死から4回終了まで8者連続三振。最速96・9マイル(約155・9キロ)の直球、ツーシーム、スライダー、カットボール、ナックルカーブ、スプリットを両サイドに操り、打者に的を絞らせなかった。

試合後の公式記録によれば、複数の試合をまたいでの8者連続三振は球団では過去3人いるが、1試合ではダルビッシュが初。

5回の先頭ペラザは三直で、三振は8者連続でストップ。この回、2死一、二塁から3番スアレスに中前適時打を浴び、痛い4失点目を喫した。

9月12日のパドレス戦(14三振)に続いて2試合連続、今季5度目の2ケタ奪三振をマークしたが、7勝目はならなかった。