今季はレギュラーシーズンでホームラン数の最多記録を更新したにもかかわらず、ポストシーズンでは1試合あたりの本塁打数が2年前より減っている。このためポストシーズンの使用球がレギュラーシーズンのものとは違うのではという見方も出ているが、ロブ・マンフレッド・コミッショナーはこうした憶測を完全否定した。

今季のレギュラーシーズンで各チームが放ったホームランの合計は6776本。これは従来の最多記録だった2017年の6105本を大きく塗り替えるものだった。一方でポストシーズンではワールドシリーズ初戦までの31試合で76本。1試合平均2・45本は2年前の2・79本より少なくなっている。

しかしマンフレッド・コミッショナーは「私はその件について明確に答えられる。従来と同様にポストシーズンの使用球はレギュラーシーズンの使用球から選定された。これらのボールに違いはない」と語っている。(AP)