ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦を目指すDeNA筒香嘉智外野手(27)について、代理人事務所ワッサーマンの担当者ジョエル・ウルフ氏が「多くの球団が興味を示している」と明かした。

12日(日本時間13日)、メジャー各球団によるGM(ゼネラルマネジャー)ミーティングが開催されているアリゾナ州スコッツデールで、同氏は筒香のセールスポイントを力説。「三塁、一塁、外野も守れる。柔軟性は今のメジャー球団にとって高い価値がある。30本塁打を打てるパワーに加え、左投手も打てる。ほとんどのFA選手は30歳以上だが、筒香は27歳でとても若い」と自信を見せた。

また、既に好感触を得ている一方で、DeNA残留の選択肢もあることを明かした。メジャー移籍を前提としながら「いいチームに入団し、成功することを望んでいるが、もし見つからなかったり、条件が合わなかった場合には、DeNAも彼自身も残留を歓迎している」。両者の間で見解が一致しており、同氏は「長い間この仕事をしているが、チームもGMもそういうリスペクトがあるというのは初めて。我々としても、筒香さんが横浜の球団の顔であることを分かっている」と理解を示した。

早ければ今週末にもポスティング申請を行う。交渉期間は30日間。MLBウインターミーティングが開催される来月12月中旬前後にも、決着がつきそうだ。