今オフに三塁手の補強が必要となっているフィリーズについて、MLB公式サイトが、加入の可能性が高い選手はフリーエージェント(FA)のマイク・ムスタカス内野手との見解を示した。

今季レギュラーシーズンに35本塁打を含む87打点をマークし、ブレーブスの2年連続ポストシーズン進出に貢献したムスタカス。NBCスポーツのジム・ソールズベリー記者によれば、同選手には「フィリーズが非常に注目している」とのこと。その一方で、MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者は、同球団がジョシュ・ドナルドソン内野手もチェックしていると伝えている。

いずれの選手もフィリーズを大幅に押し上げる戦力になりそうだが、ブレーブスのクオリファイング・オファー(QO)を拒否したドナルドソンを獲得した場合、フィリーズは2020年のドラフト2巡目指名権を失い、インターナショナル・ボーナスプールから50万ドル(約5400万円)を支払うことになる。

フィリーズは投手の補強も必要としているが、ゲリット・コールらQOを拒否してFAとなっているトップクラスの投手を獲得した場合、3巡目指名権も失うことに。しかし、ムスタカスであればドラフト指名権を失うことはない。また、高額な長期契約となりそうなドナルドソンに比べてコストも抑えられることから、予算的にも投手陣にビッグネームを加える余裕が出てくる。こうしたことから、同サイトはムスタカスを有力候補としているようだ。(AP)