ヤンキース田中将大投手(31)が16日、古巣楽天の球団事務所へあいさつに訪れた。

田中は球団関係者と会談した後、報道陣に対応した。以下、一問一答。

-今季を振り返って

活躍はしていないのでなんとも言えないですけど、何も満足できるところがなかったシーズン。悔しさしか残らなかったです。イーグルスも悔しい結果になったと思いますけど、来シーズンは両方が良い報告ができればと思います。

-今季の楽天について

日本球界を離れて6年たちましたし、ニュースとかでしか見ていないので詳しい状況は分かりませんけど、ソフトバンクの壁は大きいのかなと。でも(楽天は)倒せるだけのチームだと思いますし、ソフトバンクより上にいってまた日本一をつかみとってほしい。

-筒香がレイズに入るが?

やっと東地区に日本人が来てくれた。しばらく僕1人でしたし、これでスプリングトレーニングでメディアの方が東の方にも来てくれるかなという思いです(笑い)。(印象は)対戦したことないので分からない。でも確実に対戦することがあるので楽しみです。

-どう対戦するか?

もちろんリポートとか見ますよ。何となく頭には入れますけど、自分の持っている球、自分が感じるものはもちろんあるので(初対戦の時に情報を得るという)そこは変わらないですね。

-今季もレイズは強力なライバルだった

もちろん(来季も)それは変わらないです。筒香選手が入ったことで(メディアの方は)絡めたいかもしれないですけど、それは入ろうが入るまいが変わらないです。

-来季は7年契約の最終年

契約のことはどうなるか分からないので、とにかく悔いなく最後の1年やっていくということです。

-大型契約でコールが加入する

ああ来るんだ、決まったかと。取ろうと思ったらそういう(大型契約を)提示をしなければいけなかったということだと思う。(印象は)強烈ですよ。あれを打って、点を取らないといけないわけですから。なかなか今年は打てなかったですけど(MLBは)ああいうピッチャーがたくさんいる中で、打って点を取っていくとこですから。でも本当にすごいピッチャー。トップの一握りのピッチャーだと思います。

-来季はチーム内でも競争?

自分のできることをやっていくだけなので。それが競争とか思ってないです。(コールを)間近で見られることはたくさんあると思うので。今年はオールスターで一緒になっただけなので。どういうふうな登板間のルーティンなんだろうかとか、ゲーム前のブルペンの入り方だとか。いろいろ見る機会は増えますから。そういうのを見るのは楽しみです。

-開幕投手を狙う?

ないでしょ。今年もセベリーノがケガしないかぎりなかったわけですから。チームにとってそれがいいわけがないので。僕が開幕投手に立っているということは他の投手がダメということだから。ない、ない、100%ない。

-世界一になる難しさ?

いや難しいっすよ。他のチームをディスるわけじゃないですけど、優勝できてないところもあるわけじゃないですか。今年のナショナルズも、ナショナルズになってから初めてなわけでしょ。それだけ難しいこと。その中でヤンキースはダントツでチャンピオンになってきているわけで。ファンの方々からヤンキースに求められているものは、ものすごい大きい。勝たなければいけないチームだと思う。それが他のチームと違う部分だと思います。でもなかなか簡単なことではない。来シーズンつかみ取りたい。