MLBのサイン盗みスキャンダルに関し、米連邦議会が動く可能性が濃厚となった。

イリノイ州の議員が17日、米メジャープロスポーツを管轄する米商業委員会にスキャンダルについて聴聞会を開くよう要望書を提出。メジャーのスター選手や球団幹部が、米議会での証言を求められることがほぼ確実となった。

同州のボビー・ラッシュ議員は文書で「MLBのスキャンダルを徹底調査し、球界にサイン盗みという“ガン”がどの程度広がっているかを見極めることは、米国の倫理、道徳的に必要不可欠である」とし、大規模調査を行う考えであることを明らかにした。サイン盗みについてはロサンゼルス市議会も、17年アストロズと18年レッドソックスの世界一を返上し、ワールドシリーズで敗退したドジャースを世界一とするようMLBに要望を出す見込みとなっている。