かつてレッドソックスでプレーし、チームをワールドシリーズ(WS)タイトルに導く活躍を見せたマイク・ローウェル氏が、ある条件付きで古巣の監督就任を検討すると語った。MLB公式サイトが伝えている。

レッドソックスは先週、指揮官を務めていたアレックス・コーラ氏を解任。同氏は2017年にアストロズでベンチコーチを務めていた際に、サイン盗みに関与していたとされている。大リーグ機構はコーラ氏が18年にレッドソックスの監督を務めていた際にもサイン盗みが行われていたとして、現在調査中。コーラ氏には少なくとも1年の職務停止処分が下る可能性がある。

こうしたなか、ローウェル氏は地元「WEEIラジオ」にテキストでメッセージを寄せ、レッドソックスを率いることについて「(アレックス・)コーラの復帰が保証されるなら、1年限定でぜひやってみたい」とコメント。2006年から08年までレッドソックスでチームメートだったコーラ氏の指揮官復帰を要望した。

ローウェル氏は2007年のWSでロッキーズを相手に打率4割と活躍。チームの4連勝での世界制覇に貢献し、WSのMVPに輝いた。(AP)