今季からマーリンズへ移籍した加藤豪将内野手(25)が17日(日本時間18日)、フロリダ州ジュピターでキャンプ初日を迎えた。招待選手の立場ながら、プロ8年目で初のメジャーキャンプにフル参加。念願のメジャー昇格を目指して、サバイバル競争がスタートした。

ヤンキース時代、メジャーのオープン戦に出場した経験はあるものの、あくまでもマイナーキャンプから控え選手として招集されたものだった。だが、内野手の層が薄いマ軍では、複数のポジションをこなせる加藤に対するロースター入りへの期待も高く、今後は実戦で結果を残すことが求められる。「チャンスはあると思うし、フリー打撃、シミュレーションゲームとかでも集中してやっていきたい」と抱負を口にした。

この日は、身体検査、ケージ打撃、ミーティングなどの後、背番号「81」のユニホーム姿で午後からの全体練習に参加。本職の二塁だけでなく、一塁、三塁、外野でも守備練習に取り組んだ。また、マッティングリー監督らが見守る中、フリー打撃では23スイング中8本のサク越えをたたき込んだ。

「いい感じで打てたと思います。ユーティリティーとして、すべてを見てもらいたいです」。

異なる環境での初日だったものの、終始リラックスした表情で新天地でのスタートを切った。