フィリーズが20日、J・T・リアルミュート捕手との年俸調停に勝利した。同捕手は605万ドル(約6億6600万ドル)から1240万ドルへの年俸アップを求めていたものの、1000万ドルという形で決着した。

リアルミュートは昨年フィリーズに加入し、打率2割7分5厘、25本塁打、83打点を記録。マーリンズ時代の2018年から2年連続でオールスターに選出された。フィリーズにとって、年俸調停は2008年のライアン・ハワード氏以来の出来事。当時はハワード氏が球団の提示した700万ドルを破って、当時最高額の1000万ドルを手にしていた。

今オフの年俸調停では、球団側が7勝4敗という成績。ダイヤモンドバックスのアーチー・ブラッドリー投手はすでに調停を終えて結論を待つ状況にあり、フィリーズのヘクター・ネリス投手が唯一、調停を残す状況となっている。(AP)