エンゼルス大谷翔平投手(25)が、昨年9月に受けた左膝の手術後初めての実戦に出場し、2打数無安打1死球だった。

メジャー1年目以来、2年ぶりのオープン戦出場。「オープン戦自体が久々なので、独特の雰囲気ですけど1試合出られて、まずはよかったかなと思います」とほっとした表情で振り返った。

「4番DH」での出場は昨年9月7日のホワイトソックス戦以来。第1打席は右足を少し上げる新フォームを試し、第2打席は昨年までのノーステップに近い打ち方、第3打席は再び足を上げ、打席で試行錯誤を重ねた。「どっちもやっていく中でいろいろ気付くこともあるんじゃないかなと思う。足を上げながら打ちに行って違う感覚の時もありますし、いろいろやっていいんじゃないかなと思います」と意図を明かした。

試合前にはレッズ秋山翔吾外野手(31)と握手を交わし、笑顔で談笑した。「1番左翼」でオープン戦2試合連続安打を放った秋山については「率も残して長打力もあると思うので。まだまだ調整の段階だと思いますけど、シーズン中を楽しみに、僕も頑張りたいと思います」と話し、刺激を受けているようだった。