レッズで2年目を迎える右腕ソニー・グレイ投手が、痛みのないシーズンに向けて調整を行っている。デービッド・ベル監督は同投手が右肘の手術を受けたことで、精神的にも解放されたのではないかと語った。

ヤンキースからレッズに加入したグレイは昨季、右肘の痛みと戦いながらも31試合に先発し、11勝8敗、防御率2・87を記録。7月は5試合先発で2勝1敗、防御率2・23、8月は6試合先発で4勝無敗、防御率0・74と活躍。同僚のルイス・カスティーヨとともに、1シーズンで200以上の三振を奪った球団初の投手となった。

ベル監督はグレイについて「昨季の成績を考えると、彼が万全の状態ではなかったことが信じられないくらいだ。昨季を終えて自信になったはずだ」とコメント。同選手はオフに骨片除去術を受けたが、「これで肘も完全に自由になったし、気持ちも楽になったことだろう」と述べた。

グレイは術後、回復まで約6週間かかったことを明かし「最初はヘンな感じだった。ものすごく腫れたしね。しばらく理学療法を受けたけど、早めにキャッチボールを開始した。感触は良かった」と振り返った。先日行われたアスレチックスとのオープン戦に登板したが、問題はなく「多くの項目をチェックできた」と語っている。(AP)