エンゼルス大谷翔平投手(25)が、今季オープン戦の初安打初打点をマークした。2打席で2打数1安打1打点。「(ボールの)見え方と距離は良くなっているかなと思います」と淡々と振り返った。

第1打席は1回1死三塁、昨年16勝の右腕リンと対戦。カウント1ストライクからの2球目、91マイル(146・4キロ)の内角球にバットを折られながらも、左前に運んだ。今季オープン戦3試合目、7打席目での初安打となった。

第2打席は3回1死の場面で、1ボール2ストライクから5球目の外角球にタイミングが合わず、空振り三振を喫した。

この日は前日と同様、右足を上げずにすり足気味でステップする打撃フォームだった。「足を上げてても上げてなくても、最初のうちはどちらかというと、(ボールに)差し込まれるのかなと。春先は特に感じるかなと思いますけど」と冷静に話した。

順調にいけば3月26日、アストロズとの開幕戦はDHで出場する予定。打者としての調整期間は残り1カ月を切った。「春先は日本にいたときから、徐々に良くなっていくパターンかなっていうのはいつもそうですけど、そういう心持ちでいるのは良くない。1日でも早くしっかり打てるように。その結果、ギリギリになるのはオッケーですけど、そういう気持ちでやりたい」と気を引き締めていた。【斎藤庸裕】