新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大リーグ機構と選手会が今季の運営方針について基本合意に達したが、その中でドラフト縮小の可能性に触れていたことについて、大物代理人のスコット・ボラス氏が苦言を呈したと米ESPNが28日に報じた。

ESPNが関係者から得た情報によると、2020年ドラフトではコミッショナーの裁量により、指名が通常の40巡目から最少で5巡目までに縮小される可能性があるという。また、21年ドラフトでは、コミッショナーの権限で20巡目にまで縮小する可能性もあるという。

ボラス氏はUSAトゥデー紙が27日に報じた記事のなかで、ドラフト縮小により「大学進学を余儀なくされる選手が増えることになる。また、トップ200位圏内で指名されなかった選手は、再び学校に戻らなければなくなる」とコメント。「このような状況下においては、現状維持が大事」と主張した。