新型コロナウイルス感染拡大のため開幕を延期しているMLBが、選手の今季年俸を試合数に比例して支払うことになると、28日付のESPN電子版が報じた。

年俸契約はレギュラーシーズン162試合を想定して結ばれており、もし今季が81試合の開催となれば金額が半減する。出来高払いにも適用される。また4、5月に計1億7000万ドル(約179億円)が一時金として選手に支払われるが、シーズンが中止になれば追加の報酬はない。

MLBと選手会は今季開催要項について合意し、オーナーの承認を経て27日に正式に決定した。6月初旬の開幕を目指すと伝えられているが、試合開催時期は、米政府による大人数の集まりの禁止と移動制限の解除が、基本的な目安になるという。