米東部ニューヨーク州のクオモ知事が24日、州内でのプロスポーツの練習再開を許可すると明言した。

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった同州では、1日の新規感染者数や死者数が減少傾向にある。

クオモ知事はこの日の定例会見で、「全てのニューヨークのプロスポーツリーグは、練習を始めることができるようになる。スポーツが無観客で再開できると私は思っている。我々は、人々が家にいながらでもスポーツを観戦できるようにしたい。できるだけ早く全てのスポーツチームが練習を始められるように、我々も協力していく」と話した。

米大リーグ(MLB)はヤンキース、メッツの2球団がニューヨークに拠点を置き、NFL(フットボール)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)、MLS(サッカー)など同州には多くのプロスポーツが存在する。

ヤンキースに所属している田中将大投手(31)は、キャンプ中断となった3月中旬以降もキャンプ地のフロリダ州タンパで練習を行っていたが、3月下旬に帰国し、日本で自主トレを続けることとなった。

7月4日前後の開幕を目指しているMLBは選手会と試合開催へ向けて協議中。26日(日本時間27日)にも、報酬面についてのプランを選手会に提示する見込みだと伝えられている。