昨季ワールドシリーズ(WS)王者に輝いたナショナルズは24日夜、バーチャルで優勝リングのお披露目を行った。MLB公式サイトが伝えている。

米記念品メーカー「Jostens」がデザインしたリングのベースカラーはイエローゴールドとホワイトゴールド。トップには、WS4戦での総得点数にちなんで30個のルビーを使用したナショナルズの“W”のロゴ、その周りを囲むように昨季のサヨナラ勝利7回、完封勝利13回、シーズン最多8連勝とポストシーズン勝ち上がりの4回を足した32個のサファイアが配置され、レギュラーシーズンとポストシーズンの105勝とWS優勝数(1回)、2つの球団名(旧エクスポズと現ナショナルズ)にちなんだ計108個のダイヤモンドが敷き詰められ、上下に昨季ポストシーズン勝利数である12個のルビーがそれぞれはめ込まれている。

左側には選手名と背番号、米国旗とワシントンDCのランドマークなど、右側には「Fight Finished(戦いは終わった)」の文字と共に、WS優勝トロフィーと本拠地ナショナルズパーク。ナ・リーグ東地区通算優勝数にちなんだ5つの星があしらわれ、そのうち4個はダイヤモンド、1個はWS優勝を意味する1つのルビーがはめこまれている。

デーブ・マルティネス監督は、お披露目後に「うそではない。本当に泣いた。感動的だった」と喜びを語った。

当初は今季のホーム開幕戦で行われる予定だったナショナルズの優勝リング授与セレモニー。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でシーズン開幕延期となったことから、チームは24日にバーチャル授与セレモニーを計画したが、選手側の要望を受けて実施日を先送りにし、選手が実際に手渡しでリングを受け取れるようにすることになっている。