ドジャースの本拠地、ドジャースタジアムでは現在個人練習が行われているが、グラウンド整備責任者を務めるジョーダン・ロレンツさんは、開幕が少しずつ近づいている兆しを感じているという。地元紙ロサンゼルス・タイムズが30日に報じた。

39歳のロレンツさんはグラウンドキーパー歴16年目、責任者となって4年目のベテラン。毎日12-14時間かけて芝の整備に努め、例年のこの時期なら試合で傷んだ芝の修復に追われているところだが、ことしは開幕に向けて完全に仕上げた芝が、2カ月の間使用されないままとなっている。

同紙のインタビューでロレンツさんは、試合が行われないなかでも自身を始めとする合計4人のクルーが平日の朝7時に集合し、管理を行ってきたとコメント。

ロレンツさんは、「野球を心待ちにしているのは私も皆さんと同様。あらゆる手立てを尽くして芝を最高のコンディションに整えている」と語った。