ツインズ前田健太投手(32)が10日(日本時間11日)、本拠地ターゲットフィールドで実戦形式の練習に登板し、4回、63球を投げて7三振を奪った。前回登板の5日(同6日)はフォーム、制球力とも不安定。練習後にはリモート会見に応じ「感覚的にいい球がたくさんあった。変化球で三振が取れたり、カウントも取れた。いい実戦になったと思います」と、にこやかに振り返った。

7月24日(同25日)の開幕まで、実戦登板は残り2試合の見込み。60試合の短期戦だけに出遅れは許されない。「できるだけバテるように、初回から力を入れまくって、使い切れるように意識しました。体力を残したまま、練習を終わらせたくないですから」。開幕から100%に近い状態で投げることを想定し、マウンドでは意図的に負荷を掛けた。限られた試運転で工夫を凝らすのも、メジャー5年目ならではだった。