ヤンキース田中将大投手(31)が14日(日本時間15日)、本拠地ヤンキースタジアムで日米報道陣に対し、オンライン会見に応じた。4日(同5日)のフリー打撃で頭部に打球を受けて以来、初めて公の場で、いつもと変わらぬ笑顔を披露した。すでにキャッチボールを再開した一方、脳振とうの後遺症も懸念されるため、チームは慎重に復帰プランを進める方針。本当の勝負は、世界一をかけたポストシーズンとなりそうだ。
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◆田中一問一答
--現況は
田中 今のところ、全てがうまくいってます。
--今後は
田中 まず次の段階、ステップはブルペンに入ること。順調に行けば、近いうちに上がれるんじゃないかと思います。
--怖さは
田中 打者に対峙(たいじ)して恐怖感が出てくるかもしれませんけど、現状では大丈夫だと思います。
--春季キャンプ中断後、日本へ帰国した理由は
田中 一番は家族です。家族にとって何が一番いいのかを考えての決断でした。(練習は)やれる中でしっかりやれたと思います。
--再渡米の際の思い
田中 いろいろと考えましたし、簡単な決断ではなかったです。ただ、開幕が決まって、やると決めた以上、自分の仕事を全うしたいと思っています。
--頭部に打球が当たった経験について
田中 当たったのはアンラッキーですけど、ラッキーだったと思います。何か致命傷になっているかというとそうではない。幸い、今は何の症状もなく、トレーニングもできているので。
--アクシデントのビデオは
田中 勝手に目に入る機会はあります。他人のことは怖くて見られないですけど、不思議と自分の当たったビデオは何回でも見られます。大丈夫です。