エンゼルス大谷翔平投手(26)が、今シーズンの残る試合には登板しない見通しとなった。4日(日本時間5日)、マリナーズ戦前にマドン監督が日米メディアのオンライン取材に応じ、「数週間は投げられない。その後の投球プログラムも慎重になる。今年は(シーズンの試合で)登板しないだろう」と話した。

大谷は2日のアストロズ戦で2回途中5四球2失点で降板。直球の最速は97・1マイル(約156キロ)をマークしたが、最後の打者に対して89・1マイル(約143キロ)まで球速が落ち込んだ。

登板後にMRI検査を受け、右腕の屈筋回内筋の炎症と診断された。投球再開まで4~6週間で、今シーズンの投手復帰は絶望的な状況だった。

マドン監督は大谷の今後の二刀流継続について、「私の考えでは、今の時点ではまだ可能と思っている。何か健康面や彼個人の考えで何か起きれば、変わるかもしれないが、状態が良くなることを楽しみにしている」と前向きに話した。