「衰え」克服の先輩に感銘 変化いとわないマー君

<とっておきメモ>

<レイズ1-0ヤンキース>◇7日(日本時間8日)◇トロピカーナフィールド

ヤンキース田中将大投手(31)が7日(日本時間8日)、敵地でのレイズ戦に先発。5回1安打無失点無四球5奪三振と、完璧な投球を披露した。初対決となったレ軍筒香嘉智外野手(28)を一邪飛、中飛に仕留めるなど、打者16人で許した走者は1人だけ。意図的に高めの直球を使う攻撃的なスタイルで、打球の頭部直撃からの完全復帰へまた1歩近づいた。

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感銘を受けた先輩がいる。通算251勝を挙げ、昨年現役を引退したCC・サバシアと6年間、プレーした。レジェンド左腕の3000奪三振達成を目前に、田中は言った。

「速球が衰えてきていると周りから言われても、また新たな投球のスタイルを確立してやっている。言葉で言うのは簡単かもしれないですけど、簡単なことではないと思う」

01年にデビュー以来、13年連続2ケタ勝利。かつては平均95マイル(約153キロ)の直球が主体だったが、現役終盤は90マイル(約145キロ)前後まで落ち、カットボールやスライダーを駆使するスタイルに変わった。キャリアの最後まで変化を加えるサバシアの姿勢に「そこまでスタイルを変えて、いい投球をするというのは本当に努力しないとできない」と敬意を表していた。

自身も楽天時代から日々、改善と修正を重ねてきた。メジャーでは1年目から対打者で自分の直感を優先、4年目からデータをもとに投球プランを立てるように変えた。勝つために、変化をいとわない。姿勢はぶれない。【斎藤庸裕】