「5番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第4打席で4号同点2ランを放った。

2点を追う6回1死一塁、4番手の右腕トリビノの初球、95・8マイル(約154キロ)のツーシームを捉え、右中間スタンドへ運んだ。感触について「打った瞬間、入るなとは思いました」と手応えを口にし、ホームイン時には笑顔も見せた。

第3打席では左腕のマクファーランドから右翼線へ二塁打を放ち、今季左腕から初安打。この日は4打数2安打で2試合連続のマルチ安打をマークし、「ちょっとずつですけど、昨日から状態はいいかな、という感じだった。今日はそれがもうちょっと良くなったかなという感じかなと思います」と振り返った。

4回に最大5点差がついていたが、徐々に点差を詰め、大谷の2ランで試合を振り出しに戻した。8回に主砲トラウトの決勝ソロで接戦をものにし、チームの連敗は3でストップ。アスレチックスの連勝も9で止めた。

大谷は「強いチームですし調子もいいので、そのチームを相手に、点差は開いてましたけど、それをひっくり返せるというのはまだまだやっていけるんじゃないかなと皆感じていると思う。明日からまた大事なのかなと思うので、継続的に頑張りたい」と、今後の巻き返しへ向けて意欲を見せた。