「5番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、7号同点2ランを放った。

2点を追う2回、無死一塁でパドレス2番手の左腕モレホンと対戦。2ボールから高めのシンカーを捉え、中越えへ運んだ。

角度23度で打球速度は109マイル(約175キロ)。試合前の時点で打率1割5分4厘と分が悪かった左腕から、今季初めて本塁打を放った。「今日は結構、良い形で捉えていると思うので。2打席目(右飛)、3打席目の三振も、ボールの見え方としては悪くないかなと。全体的に良かったかなと思ってます」と振り返った。

この日のパドレスの先発は右腕クレビンジャーだったが、1イニングを投げて交代。急きょマウンドに上がった2番手の左腕に対し、大谷が強烈な1発で試合を振り出しに戻すと、アップトン、ベンブームも本塁打を放ち、一気に逆転に成功した。

プレーオフ進出へ向けて負けられない戦いが続く中での貴重な同点弾。「ビハインドだったので早めに追いつければいいなというのはあった。残り少ないですし、全部勝つしかないので、その気持ちを持ってしっかりやりたいなと思ってます」と気を引き締めた。

この日4打数1安打2打点で打率は1割9分4厘となった。チームは3連勝で、プレーオフ進出へ望みをつないだ。