ヘッジファンドマネジャーで富豪のスティーブ・コーエン氏が正式にメッツのオーナーとなった場合、かつて同球団でGMを務めたサンディ・アルダーソン氏(72)が新社長になる見込みであることが分かった。

コーエン氏は今月、メッツの買収について現オーナーのウィルポン家とカッツ家とおよそ24億ドル(約2520億円)で合意。オーナー会議で30票のうち23票以上の賛成を得れば正式にオーナーとなる。

ニューヨーク・ポスト紙によれば、コーエン氏は24日に「私がこの伝統ある球団の次期オーナーとなることが幸運にもオーナー会議で承認されたら、サンディ・アルダーソンが球団社長となり、競技面と商業面のすべてを監督することになるだろう」との声明を発表。自身の理念を共有してくれる人物として、アルダーソン氏への信頼を示した。

アスレチックスのGMや米大リーグ機構の副社長、パドレスのCEOを歴任したアルダーソン氏は、2011年にメッツのGMに就任したが、18年6月末にがんの再発を受けて辞任。現在はアスレチックスでシニアアドバイザーを務めている。(AP)