フィリーズで10シーズンを過ごし、ワールドシリーズ(WS)進出をかなえた若手勢こと“神童たち”の一員だったボブ・ミラー氏が28日に亡くなったことが分かった。94歳だった。

右腕投手だったミラー氏は1949年にフィリーズでデビュー。翌年のレギュラーシーズンでは35試合で登板し、7度の完投、2度の完封を記録。11勝(6敗)1セーブを挙げる活躍を見せた。当時のフィリーズは若手中心のチームながら世界一に迫る勢いを見せ、「Whiz Kids(神童たち)」の異名を取った。

家族がデトロイト・マーシー大に語ったところによると、葬儀は親族のみで行われる予定だという。後日に、ミラー氏の生涯をたたえる場を設けるとのこと。(AP)