エンゼルス大谷翔平投手(26)が今季初のオープン戦に先発し、1回2/3を3安打1失点の結果だった。42球で24球がストライク。2四球5奪三振の内容だった。

球団によると球場のトラックマンの記録で最速は100マイル(約161キロ)。1回1死二塁、3番オルソンに対してカウント2-2からの6球目、空振り三振を奪った直球で計測した。

大谷は登板を振り返り、「カウントを取りにいったスライダーはヒットが多かった。あまり変化しきれていないボールという感じがするので。そこを変化させながら、カウントを取りにいければもうちょっと楽になるのかなと。真っすぐ(直球)も比較的良かったですし、スプリットは特に変化が良かったので、そこが一番かなと思います」

5三振のうち、落差のあるスプリットで3三振を奪った。精度については「スプリットは満足してますね。カウントのスライダーがいまいちだったので、そこが良かった点と悪かった点かなと思います」と収穫と課題を口にした。

この日は敵地の球場に1998人のファンが詰めかけた。敵地とはいえ、大谷にも大きな歓声と拍手が送られた。「あまり敵地、敵地じゃないとかは関係ないかなと。比較的、エンゼルスのファンの方も来ていただいていたので、すごく楽しかったかなと思います」と声を弾ませた。

打者では3日のレンジャーズ戦で特大弾を放ち、2日後のこの日は投手として実戦マウンドに上がり、上々の結果を残した。開幕は4月1日から本拠地エンゼルスタジアムでホワイトソックスとの4連戦。今季こそ二刀流復活へ、投打で着実に状態が上がってきた。