マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(47)が7日(日本時間8日)にシミュレーションゲーム(特別ルールの紅白戦)に“出場”。対戦相手を務めたエース左腕のマルコ・ゴンザレス投手は、「頬が緩むのを止められなかった」と語った。MLB公式サイトが伝えている。

イチロー氏は背番号「51」のユニホーム姿で、まずは右翼の守備に就き、その後、借り物のヘルメットをかぶり、打席に。見逃し、ファウルと続き、5球目のカットボールを打った結果は左飛となった。

ゴンザレスは、「イチが入ると一瞬で試合全体の風景が変わる。彼は本当に特別なエネルギーを持っていて、右翼にいるだけでも、試合前に彼と話すだけでも違う。彼の近くにいられて本当にうれしい。純粋な野球のエネルギーを持っているから」とし、「頬が緩むのを止められなかった。おそらく笑顔のまま投球したのは初めてだ」と語った。

また、スコット・サービス監督は「イチが今日、出場する気でいることは分かっていた」とコメントした。