「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、日本ハム時代の同僚で今季からレンジャーズに移籍した有原航平投手(28)との初対決に臨み、2打数無安打に終わった。

1回の第1打席、無死一塁で打席に入ると、初球、92・8マイル(約149・3キロ)の直球をフルスイング。ファウルとなり、球場がどよめいた。2球目と3球目の低めチェンジアップを見逃し、4球目、88・6マイル(約143キロ)のカットボールを引っ張り、強烈な一ゴロを放ったが、一塁手の正面で併殺打となった。きわどいタイミングでエンゼルスはチャレンジを要求。ビデオ検証となったが、判定は覆らなかった。

1点を追う4回1死走者での第2打席は外角のチェンジアップを捉え、中堅への大飛球を放った。フェンス手前で中堅手にジャンピングキャッチで好捕され、本塁打とはならなかった。

6点ビハインドの6回2死一、二塁での第3打席を迎えた場面で、有原は降板。大谷は2番手でマウンドに上がった左腕マーティンに空振り三振を喫した。

試合開始直前には、ウオーミングアップをしていた大谷が、左翼後方のブルペンでの投球練習に向かう有原と笑顔で会釈。両手をたたいて拍手を送るなど、ともにリラックスした表情を見せていた。

試合は4打数無安打。チームは中盤での5失点が響き、2点差まで追い上げたが及ばなかった。