エンゼルス大谷翔平投手(26)が、今季2度目の登板を4回1安打無失点で終え、約3年ぶりの勝利はならなかった。7三振を奪ったが、7四死球で制球が乱れた。この日は右手中指のマメの影響で球数75球をメドとされており、4回80球で交代。直球の最速は97・7マイル(約157・7キロ)で、7三振のうち6つをスプリットで奪った。試合後、投球について振り返った。

-マメは問題なかったか

大谷 全体的に、できないように投げてはいたので。無事に終わって次投げられそうなので、そこが一番良かったかなと思います。

-直球が少なかったのは、マメが理由で

そうですね。

-球速が出ていなかったのも、その影響か

大谷 指のかかり的にもいまいち良くなかったというのもありますけど、その中で、いい球種、悪い球種あったので、また次につなげられたらと思ってます。

-スプリットが多かった。どういう感覚だった

大谷 むしろスプリットしか良くないなという感覚だったので、そこが良かったのは一個良かったところかなと思います。全体的にはやっぱり、ストレスがたまってしまうようなリズムで投げていたので、次回はしっかり改善できるようにしたいなと思います。

-1回、1死満塁のピンチを抜け出して、自信にはつながった

大谷 どっちかというと相手というより、マメの件もありましたし、自分と向き合っている時間の方がちょっと長かったかなとは、全体的に思いますね。

-スプリットの回転数が18年と比べて上がっている。トップスピンをかけているのか

大谷 スプリットは僕は技術じゃないと思っているので、あんまりその回転数がどうのこうのとか、軸がどうのこうのとか、あんまり考えないほうが、いい球種かなと僕的には思ってます。

-落ちるボール、普通は回転数を落としたいものかと思うが

大谷 あんまりスプリットに関しては不規則というか、カットしたり、右側に流れたりとか、そういう球種だと自分で思っているので、どちらかというと、回転がかかってた方が、バッターとしては判別しにくいですし、有利になる点は多いかなと思ってます。

-4回、左打者カルフーンへのスプリットがカット気味に曲がった。意図的か

大谷 どのボールなのかは覚えてないですけど、左のインコースとかに投げる時はけっこうカットしたりしますね。

-意図的に

大谷 意図的にというか、まぁそうですね。そういう風に曲がってくれたらいいなっていうぐらいの感じで投げたりはしますね。

-今日の投球内容、次に向けてどう評価しているか

大谷 自分でピンチ招いて、自分で抑えてっていうだけの感じだったので、もちろん、ヒット性が少ないことはいいことではあるんですけど、根本的に自分でピンチを作るっていうのはいらないことなので、なるべく減らす方が失点のリスクも低いかなと思います。