ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手(30)が、7回を4安打1失点でリーグ最多の今季14勝目(6敗)を挙げた。15奪三振無四球を記録したのは、2015年のマイケル・ピネダ(32=現ツインズ)、2017年の田中将大(32=現楽天)以来、ヤンキースでは3人目となる。

速球は100マイル(約161キロ)を連発し、エンゼルス打線を終始寄せ付けなかった。大谷との対決は3打席で3つの空振り三振。特に神経を使ったのは、6回の3打席目だったという。1番フレッチャーの適時二塁打で1点を失った後に大谷を打席に迎え、カウント2-2から99・4マイル(約160キロ)の速球で空振り三振。後続の2人も三振に切って取り「彼(大谷)からアウトを奪った後は、他の打者には打たれてもいいという楽な気持ちで自分の投球ができた」と振り返った。

連敗が4で止まったブーン監督は「コールはいつもよりアグレッシブだったかもしれない。オオタニに対しては素晴らしい投球だった。速球に力があり、コーナーを攻めていて、予測しづらいカウントやコースに投げていた」とエースを称賛した。