エンゼルスの大谷翔平投手は、ベーブ・ルース以来となる103年ぶりの「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業達成はならなかった。だが、ジョー・マドン監督は同選手の投球を絶賛している。MLB公式サイトが伝えた。

今季44本塁打を記録している大谷は、投手としてここまで9勝(2敗)。この試合では8回5安打2失点、10奪三振の力投を披露したが、打線の援護なく、2ケタ10勝は次回以降へお預けとなった。

それでもマドン監督は、「素晴らしかった。今日はほとんど全てがうまくいっていた。2本塁打を浴びた以外は最高。本当によくやった」と絶賛。

この日は球種の半分以上がスプリットだったことについては「さまざまな握りを試しているんだと思うが、よく制球できている」とし、「空振りもあったし、うまくコンタクトもされていなかった。彼はフィーリングを大事にしていて、何かいい感触があると、それを続ける傾向がある。最後の(マット)チャップマンには99マイル(約159キロ)の球も投げていた。彼は本当に特別なアスリートなんだ」と語っている。