エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH兼投手」で出場し、自らを援護する勝ち越し2点適時打を放った。

2番トラウトへの押し出し死球で1-1の同点としてなお5回2死満塁、左腕ロジャーズの97・3マイル(約157キロ)の外角直球を華麗に流し打ち、左前に2点適時打を放った。一塁へ到達し、ベンチへ向けてガッツポーズ。4連敗中のチームに勢いをつけた。

第1打席は1回2死、フルカウントから97・7マイル(約157キロ)の直球を見逃し三振。第2打席は4回無死、カウント1-1からの直球に詰まらされ、二塁ベース寄りに守備位置を変えていた三塁手へのゴロで凡退した。初対戦の相手に2打席凡退していたが、第3打席できっちり対応した。

2点リードで迎えた7回1死一、二塁の第4打席は四球で出塁。その後、連打で追加点を奪い、5点目のホームを踏んだ。9回の第5打席は左腕ブライアーと対戦し、左直に倒れた。

打者では4打数1安打2打点で、投手では7回2安打1失点(自責点0)で10奪三振。球数100球の力投でメジャー初の5戦5勝をマークし、4連敗中だったチームを救った。