カージナルスのアルバート・プホルス内野手(42)が、古巣ドジャース戦の3、4回に2打席連続本塁打を放ち、史上4人目の通算700本塁打を達成した。

700号が出たのは、昨年までプホルスが在籍していたドジャースタジアムだった。4回2死一、二塁から出た記念球を左翼席で捕球したのは、背番号16が入った、元ドジャース野茂英雄投手の青いTシャツを着た男性。黒いグラブを懸命に差し出し、争奪戦を制した。10人の警備員に囲まれて、待っていたSUVに乗り込み、ドジャースタジアムを後にした。

3回の699号は、ロサンゼルス在住のセザール・ソリアーノさんが捕球した。プホルスに会えると言われた後、警備員にボールを渡した。

野茂は95~98年にドジャースに在籍。1年目に13勝を挙げて、リーグ最多236奪三振をマーク。「ノモマニア」と呼ばれる観客を集めるなど、一大センセーションを巻き起こした。その後、メッツ、ブルワーズ、タイガース、レッドソックスをへて、02~04年はド軍に復帰。2年連続16勝を挙げるなど、再び活躍した。